米中貿易、領土問題

ご存じのようにアメリカと中国は世界の経済をけん引するだけの国力を持った国家であり、一指導者が自国の国益の為だけを考え、アメリカファーストや覇権主義を唱えた経済行動は全世界に取って計り知れない悪影響があることに、まずは国民全体で気が付かなければなりません。

当然、中国の後ろにはロシアがおり、昨今の北朝鮮問題でも中国と北朝鮮が急接近し、この3カ国とアメリカとの戦いになると、日本は先の米朝会談のように枠組みから外され、ただ黙って見ているだけでは何も解決が出来ないばかりか無駄で幼稚な外交と国民の血税だけを知らぬ間に取られ、終わってしまうのです。

本来であれば真の先進国である日本とアメリカが世界の経済を取りまとめ、仕切り、民主主義や資本主義の素晴らしさや公平さを共産国家や社会主義国に教えなければならないはずが、1国2制度などとご都合主義的な政治と経済を行う中国に政治は愚か、経済までもが振り回されるようではこの先、世界秩序や真の平和がどうなって行くのかが不安でなりません。

日本に取っては対岸の火事と考えがちですが、単に他国の貿易問題とは考えずに北方領土はロシアに竹島は韓国に実効支配され、中国が狙う尖閣諸島などの領土問題や北朝鮮による拉致問題、核ミサイル開発や日本海での違法操業等など、日本との近隣諸国の間だけでも様々な問題が未だに解決できずにいる最中、日本の生命線である輸出入に直結する米中の貿易問題は決して他人事ではないのです。

このままアメリカファーストや覇権主義がますます進み、仮にアメリカトランプ大統領が示唆する在韓米軍が韓国から完全撤退や縮小し、中国の覇権主義が大きくなればそのしわ寄せや負担は間違いなく日本にのしかかり、その時なって日本国内で騒いだり助けを求めても世界は日本に何もしてくれないのです。

今我々日本人が何をし、どう備えるかが大切であり、日本を守る為の軍事力を保持する事も当然ですが、その軍事力を支える経済もまた大切であり、これら2点のバランスを保てる国家の仕組みが民主主義であり資本主義であると考えます。

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