2009年を新たな活動のスタートとして我々が考えるのは、日本人の美意識、そして礼節とも言える武士道精神を主体とした心の復活、その上での国家としてのアイデンティティーの向上ではないのか。武士道という言葉だけを捉えると非常に誤解や偏見を持つ人間が多い事と思うが、本来日本古来から自然と発生した道徳心、又日本人の生き方であり、人間の価値観は確かに一つではないが価値観を集大成した歴史そのものである。又見えない所にも意を尽くして人の信頼を裏切らない美意識、日本人そのものの純粋さというか、人間性というものが兼ね備えられているのである。
現代の国内情勢を見ても、金銭至上主義や親をも殺してしまう理性の欠乏、まるで野生の動物のようなモラルや自制心の無さに、教育とか勉学、思想以前に人間性を取り戻すべく、日本の素晴らしい歴史を学び、現代に合った意識改革をさせる必要があるのではないか。日本を戦後歪んだ訳の分からない国家国民に作り上げてしまった穴だらけの現行憲法を見ても分かるように、その条項一つ一つを見ても、自由と権利ばかりを主張し、責任や義務はほんの極わずかであり、日本人の美徳や武士道精神、愛国心など長きに渉り築き上げられてきた素晴らしい伝統、文化、独自性は失われ、わがままばかりの国民性になってしまっているのである。
本来、人の心を形にしたのが政治であるが、只政治家を批判したり、罵倒する以前に、国民の悲しい心の愚弄化に一刻も早く気付くべきである。戦後、アメリカの民主党によって日本人の記憶を失わす弱体化政策、そして植え付けられた自虐史観がこれらの諸悪の根源とするならば、我々は国民の意識を歪んだ認識から解き放し、新しい国家、国体を目指すべく啓蒙活動する所存であり、その中には当然日本人の古き良き精神を取り戻すべく、皆様に現実として受け入れられるだけの表現力を追求したいと思う。
世界中その殆どがスピード化し、グローバル化し、情報量のその凄さに対応しきれない社会情勢を見ても、今一番日本にとって大事なことは、人間の基本とも言える心の形成であり、その心の在り方を真剣に考える必要は国民全体にあると言えるのではないか。これからの若者が夢を持ち、人類の歴史を知り、現在を支える事こそが未来を作る大切な日本の姿であり、我々は、今年こそ新日本国家実現の為にも様々な問題に対し、全身全霊で邁進する次第であります。